せっかくだから

韓国済州島の記録をば.

10月10日月曜日

前日, 私事でばたばたしていたので, 当日は寝倒さないかどうか心配でした. 荷物が多いことで有名(?)な私ですが, 今回もやたらと重たいスーツケース*1と, パソコンを入れた鞄を持っていざ出発です. 荷物は, d:id:mu_rar 氏の教えに従って, 一度詰めてからさらに減らす, を実行したんですけどね….

飛行機は, 済州島直行便が取れなかったので, 釜山を経由する便でした. 行くまで知らなかったのですが, 関西から済州島へ出かける人は結構多いそうです. 一時間ちょっとですからね. 北海道よりも近くて安いのです.

飛行機会社は, 大韓航空. そして, 機内食のカトラリーは金属製でした…. さすがに昔のJALのようにナイフはありませんでしたが, フォークは安全上問題かもしれません*2.

釜山でのトランジットは, 私を含めて二人だけでした. もう一人は, 7X歳の社長さん. 乗換の待ち時間が数時間あったので, 空港の喫茶店でコーヒーとアイスクリーム*3をごちそうになりました. とっても気さくな方で, 乗換の飛行機の中でもずっと話をしていました. 近いうちにご家族で旅行される予定があり, 今回はお一人で偵察(?)だとか. 済州島の空港でお別れしましたが, おかげでいい行程になりました.
そうそう大韓航空の国内便ですが, 驚くことに航空券は感熱紙に印刷したものでした. コンビニのレシートを一回り大きくしたようなものです. 上部に二次元バーコードがあり, これを入場時に読み込ませる仕組みになっています.
空港を出るときには, すっかり夕暮れ. 結局, 移動は一日仕事になってしまいました.

ホテルは, 以前にも書いたようにオンドルという部屋. 日本でいうところの和室ですね.


10月11日

初日です. 会場はいわゆる五つ星ホテルのバンケットでした. でも, 飲み物とかお菓子が少なくてちょっとしょんぼり. 以前, 北海道で行われた国際会議の時は, 六花亭のバターサンドとか, ミスドのドーナツだったんですけどね.

ただ, 今回の会議では食事が全部セットになっていました*4. ランチの会場は, 韓日レストランという微妙な場所. メニューは, 焼き肉か海鮮みそ煮込みの二種類を選ぶことができたのですが, 会議は三日間あったんですよね. もう一種類あると毎日違うものが食べられたんですけれども. 写真の後ろ姿は, 多分長尾元総長です. あの歳でもまだ, 国際会議とかに参加されて, 発表を聞かれているのです.


10月12日

二日目. 会場ホテルは海に面していて眺めは最高でした. 夕暮れ時も最高の景色を見せてくれます. さすがに朝日を見ることは出来ませんでしたが. ここに泊まれた人がうらやましいです. 参加者割引でも150$するのであきらめざるを得ませんでした.


10月13日

本会議最終日. 三日間あっという間でした. で, この日の午後は, ちょっとお休みして観光へ. 目的地は南の中文リゾート地区です.
大型タクシー(ライトバン)を一台チャーターして, 総勢10名で一路南へ. 途中, 神秘の道を経由します. 写真ではちょっと分かりにくいかもしれませんが, これ, 一見下りに見えて,実は上り方向なんです. 実際に立ってみると結構違和感を感じます.

中文地区では, 天池淵滝という滝へ. ここは, 滝の周辺一帯が自然公園のようになっています. ただ, 今年は雨が少なかったとかで枯れてしまっていたのが残念でした. うーん.

公園内には天女の橋という渓谷の上にかかった橋があり, そこからは南の海が一望できます. 下からはずいぶん高さがあるので, びくびくしながら見ていたんですが.

下の写真は公園内にあった四神を模った噴水. デフォルメされていて結構愛嬌があります. 真ん中の福袋めがけてお金を投げ入れて, 見事に入るとよいことがあるとか. 二回目の挑戦で見事成功しました.

滝の後は, ちょっと西に向かい, 薬泉寺というお寺へ. 李朝初期の仏教建築様式で建てられているとか. 大きさは単独寺院では東洋一だそうです. 中は地下一階, 地上三階でちゃんと上まで上ることができました.

寺院の二階にあった柱の彫刻です. 獅子はかわいい顔をしていますが, 象はちょっと怖いかも.

本当はもう一カ所巡る予定だったのですが, この時点で午後五時をまわっていたので, ホテルまで戻ることになりました. 写真は, お寺の自動販売機で買ったファイブミニ. 日本が異常なのかもしれませんが, 自動販売機が少ないのには困りました. もっとも, コンビニ*5があったので, そんなに深刻ではなかったのですが.


10月14日

ワークショップ一日目でしたが, この日はお休み.

前日に会場ホテルの近くにあるスーパーマーケットで見つけたスナック菓子ですが, メーカーは, カ○ビーじゃ「ありません」(笑). にもかかわらず, 堂々と書いてあるところが微笑ましいです…まぁ, 微笑ましいという問題ではないのかもしれませんが.


10月15日

ワークショップ二日目. 発表の日です. あまり詳しくは書きません…(苦笑).


10月16日

いよいよ帰国の日です. まるまる一週間いたことになりますが, あっという間でした. この日は研究所の人と, 今度は東側へ. 朝九時半に会場ホテルで待ち合わせて, タクシーをチャーターしての観光となりました. 日本語の話せる運転手さんをお願いしたので, 車内では日本語で会話ができました. 何でも独学で勉強されたとか. 頭の下がる思いでした. もっと勉強しなくては….

正面に見えるのが, 城山日出峰という山です. 高さ182メートルで, 山頂まで一時間ほどで登れるそうです.

その城山日出峰を横目に, 我々はフェリーで牛島という離島へ.

フェリーの後方を振り返ると先ほど見えた城山が見えます. 逆光の中, 独特のシルエットが綺麗です.

牛島には済州島*6といわれる海水浴場があり, 夏は多くの海水浴客でにぎわうそうです. もっとも, この海岸の砂は外から持ち込まれたものだそうですが. この辺は, 火山岩がむき出して, どこも黒い岩が見られます.

島自体は車で一時間もあれば, 一周できてしまいます. くるっと回って, またフェリーで戻ります. フェリーは頻繁に運航しているようで, 時刻表では一時間に一本は出ています. ただ, 時刻表はかなりいい加減で, 実際我々が乗ったフェリーも車が一杯になると, 定時を待たずに出航しちゃいました(笑). 日本では考えられませんが, こういう柔軟なところが何となくよかったです. 以前の日本にもこういういい加減なところがたくさんあったと思うのですが, どこに行っちゃったんでしょうね….

本島に戻ってから, 城山日出峰の近くまで行ってみることに. 本当は入場料がいるようなのですが, 上まで登らないから見逃して, という運転手さんの交渉によりちょっとだけ, ただで入ることができました. 斜面には馬も放牧されていたりして, 開放感一杯です.

残り時間もあまりなかったのですが, 最後に有名なドラマのロケ地だった場所, ソプチコジへ案内してもらいました. ただ, 誰もそのドラマを知らなかったのですが(笑). 結構有名な観光名所らしく中国からの観光客で一杯でした.

東側は海が非常に綺麗でした. 時期が時期だけにさすがに今回は泳げませんでしたが, もし次の機会があれば, 是非夏に来たいところです.

*1:空港で計ったら10Kg以上ありました

*2:帰りの飛行機ではプラスチック製でした. 便によって違うみたいです

*3:ハーゲンダッツ

*4:会議参加費は自腹なので結局一緒なのですが, 食事に気を遣わなくてよいのには助かりました

*5:ファミリーマートにはずいぶんお世話になりました

*6:運転手さん談. 何で一番なのかは結局分からずじまい.