雪景色

東大路通りも丸太町通りも雪に覆われたのは、八年前ぶりですか。何もかも懐かしい…と感慨にふけることもなく朝七時半に寮を出て、仕事をしてきたわけですが、同部屋の学部生たちは、ここぞとばかりに京都観光に出かけてきたみたいです。うんうん。

試験なんぞはいつでも(今は一年に二回も!)受けられるが、雪の京都は滅多に見られないんだからチャンスは逃すなと、指導してきたかいがあったというもの。しっかり試験をさぼって銀閣寺とか吉田神社(そういえば、今日から節分祭ですね)に行ってきたりと。…うらやましい。こういうことになるから、遊べる内はしっかり遊んでおかないとだめですね。

雪国育ちの方は、特別な思い入れとかはないんでしょうが、南国育ちとしては、雪の積もった朝、いつも聞こえてくる雑音が、雪に吸い込まれてどことなく、しん、とした雰囲気が堪らなく好きです。多孔質の吸音効果を実感するひととき。